◆ 【水】ラシャード(CV.森久保祥太郎)

 エルフェンハイムにある3つの魔塔の中で、いち早く新しい仮説や発明品が誕生する場所を挙げるとすれば、誰もが第3魔塔だと答えるだろう。第3魔塔の主であるアル・ラシャードは、エルフェンハイムの生活水準を引き上げ、魔道工学の発展に寄与した功績が認められ、「今年最高の研究者」に選ばれた。だが第3魔塔所属の研究員たちにとって、何故か彼は恐怖の対象である。

 それはきっと、ラシャードの性格のせいだろう。彼は他の人が行っている研究の中に興味深い点を見つけると、担当研究員を訪ねて質問攻めにする。また、彼が疑問に思っている点が解消されるまで、何時間かかろうと質問を止めることはない。議論と事象の証明に火が付くと、その火種は何日も燃え続ける。彼の爆風のような好奇心が過ぎ去った後には、いくつかの改善案と補完案が残り、結果的に研究成果はよくなる。だが、担当研究員は論文の撤回や、全ての作業のやり直しが必要になることも多々ある。その為、研究員の大多数はラシャードを尊敬しながらも、彼の影を見るだけで鳥肌が立つという。
 
そんな彼には「歩くリセットボタン」や「ゼロから始まる残業生活」、そして「再起動眼鏡」といったあだ名が付けられている。

◆ 【水】ラシャードのスキル紹介