◆【光】シアン(CV.田中理恵)

シアンは傭兵として生活するようになる前から「金眼のハイエナ」という別名を持つほど、東部大陸の傭兵達の間で有名な存在だった。痩せこけて骨と皮だけになった孤児が戦場をさまよい、表情一つ変えることなく戦死者の遺品をかき集める光景は、衝撃的だったのだ。

毒気に身を包み、来るもの全てを警戒していた子供が、毅然とした傭兵へと成長した姿は、多くの者達を感嘆させた。だが、ダケオンへの帰化を夢見ているというシアンの告白は、皆をより一層驚かせた。

ダケオンは傭兵達に希望の土地と呼ばれてもいるが、国家であるが故、所属することになる傭兵団も法を守らなくてはいけない。戦場での自由を奪われる為、ダケオンは大半の傭兵にとって、憧れの地でありながらも、負担を感じる場所でもあった。そんな傭兵達の中で育ったシアンが、責任のない自由を捨て、太陽の秩序に従おうと言うのだ。

彼らは知らなかった。その無責任な自由のせいで全てを失った子供が、現状を変えるために息を殺し、その刃を磨いてきたことを。

◆ 【光】シアンのスキル紹介