◆ 【光】ズラハン (CV. 佐藤拓也)
夜になると、荒野は静寂になる。薄暗い月明り、時折聞こえてくる子守唄には、古き先祖たちの伝承が残っている。子供が駄々をこねて寝付かない時、荒野の大人たちは静かな声で昔話を聞かせる。そして、その昔話が大好きな子供がいた。毎晩、新しい昔話を楽しみ、普段より夜が長い日は、将来立派な物語の語り部になるという夢を、密かに話すくらいだった。荒野の資源が少しずつ枯渇し、悲惨な目に遭った友人が離れていき、そのような危機的状況の中で大族長の座に就くまでは。このような苦しみを味わったズラハンに残ったのは、もう昔話が好きだったズラハン・アティルカーンの心ではなく、大族長としての使命感だけだった。
人々を守り、部族連合を再生し、多くのことが解決した後も、変わることはなかった。長い間、一人の人を苦しめていた重圧は、一晩で消えるような類のものではない。
だが、時間が経過するにつれ、傷も癒えていく。月が満ちて夜明けがくると、いつかは幼い頃に置いてきた、自分自身ともう一度向き合うことができるだろうか?そのきっかけは、意外と遠くない場所にあるかもしれない。それが、遠い道のりであっても。
◆ 【光】ズラハンのスキル紹介