◆ 【地】オンダル (CV.置鮎龍太郎)

オンダル。聞き慣れないが柔らかい響きを持つこの名前は、遥か遠い東大陸からこの大森林にまで影響を与えた。当の本人がそう考えているのかは分からないが、後に多くの人が彼の生き様を称えたのは変わることのない事実である。大切な人たちとの突然の別れ、もといた場所に帰ろうともがきながらも、新たな特別な縁と向き合い、最後まで命を捧げた。彼のように行動できる者は、そう多くはいないだろう。例え本人が強く否定したとしても、この崇高な犠牲は確かに歴史に残すに値するものだった。

しかし、歴史の中の英雄たちが語られる時、その多くがそうであるように、誇張された情報の中で、彼の素朴で温かい人柄が伝わる話が薄れてしまったのはとても残念なことだ。小川のほとりでカエルを見つけたら必ず精霊使いに教えてくれたこと、みんなが潰れて寝てしまった時に最後まで残り、酔うことのできない古龍に最後まで付き合ってやっていたこと。野営の時、一番外側の風除けを引き受けていたことはもちろん、終始一貫してつっけんどんな態度を取っていた亡霊の王に、人らしさとは何だったのかを思い出せてくれた。

彼は英雄として生涯を終えたが、彼の一番近くにいた者にとって、オンダルはオンダルという人でしかなかった。疑い深くて警戒心も強く、捻くれているように見えて実は誰よりも情け深くて、自分も知らないうちに他人と結んでしまった縁を、決して切るとこのできない人なのだ。

◆ 【地】オンダルのスキル紹介

[2022年12月14日 17:00更新]
オンダルのバーストスキルの必要ソウル数を変更しました。